対象: 豊見城ニュータウン自治会 / 作成: 2026-06-22
目的: 事務局1名+理事の人海戦術を、AIで「24時間・安全・無理なく」支える
「AIは“受付・一次案内”。判断と責任は人。」
速さはAI、正確さと最終対応は役員。この役割分担を崩さない。
住民が質問
↓(LINEトーク)
公式LINE → Harness(Cloudflare) のしくみ
↓
①緊急ワード判定 →(該当)→「119/市役所/担当へ」案内+役員へ通知
↓(通常)
②ナレッジ検索(自治会が登録した情報“だけ”を参照=RAG)
↓
③AIが“その情報の範囲で”やさしく回答(出典・根拠つき)
↓
④自信が低い/対象外 →「役員にお繋ぎします」と正直に返す
↓
住民へ返信(=応答メッセージ=無料・通数ゼロ)
| # | 原則 | 意味 |
|---|---|---|
| 1 | 限定回答 | 登録したナレッジの範囲だけ答える。範囲外は「分かりません」 |
| 2 | 正直さ | あいまい・自信なしは断定せず人へ繋ぐ |
| 3 | 安全優先 | 緊急・命・トラブルは即・人/公的機関へ |
| 4 | 透明性 | 「AIによる自動案内」と明示。最終確認は役員 |
| 5 | 最小情報 | 個人情報を聞かない・残さない・送らせない |
| リスク/起こり得ること | 影響 | 対応策(設計・運用) |
|---|---|---|
| 誤回答・作り話(ハルシネーション) | 誤った“公式情報”で混乱・不信 | RAGで登録情報に限定/出典提示/不明は答えない/公開前テスト |
| 古い情報を答える | 期限切れ行事・旧会費など | ナレッジに「更新日」を持たせ、定期更新担当を決める |
| 緊急相談がAIに来る(災害・体調・事故) | 命に関わる遅延 | 緊急ワード検知→119/110/市役所/担当へ即案内+役員通知。AIは判断しない |
| 個人情報を書き込まれる | 漏えい・管理責任 | 「個人情報は送らないで」と明記/AIに保存・転送させない/PII検知で警告 |
| 法律・医療・行政判断を求められる | 越権・責任問題 | 禁止トピック化→「専門窓口/役員へ」。AIは助言しない |
| 政治・宗教・差別・苦情・荒らし | 炎上・トラブル | これらは回答対象外→定型で受け流し人へ。記録を残す |
| AIが“自治会の公式見解”と受け取られる | 言質・責任化 | 全回答に「自動案内です。正式回答は役員へ」を明示 |
| なりすまし・スパム・大量送信 | 運用妨害 | 自動応答は通数無料なので金銭被害は小/繰り返しはブロック対応 |
| AIコスト/通数の増加 | 想定外費用 | 応答=通数ゼロ。頭脳はWorkers AI無料枠。上限・監視を設定 |
| システム障害・AI停止 | 無応答 | 障害時は「ただ今自動応答休止中。役員へ」へ自動切替。人の連絡先を常設 |
| 回答トーンが不適切(冷たい/失礼) | 住民感情 | 口調をやさしく固定。NG表現を禁止リスト化 |
| 期待値が上がりすぎる | 「何でも答えて当然」化 | 「対応範囲」を最初に明示(できること/できないこと) |
AIが参照する“正解集”。これがボットの賢さと安全の9割を決めます。
| カテゴリ | 例 |
|---|---|
| 生活 | ごみ収集日・分別、資源回収、街灯/側溝の連絡先 |
| 会の運営 | 会費の額・納め方、入会/退会、班の区分 |
| 施設 | 公民館の場所・予約・利用ルール |
| 行事 | 年間予定、夏祭り・清掃・防災訓練 |
| 規程 | 会則の要点(全文はリンク) |
| 連絡 | 事務局・役員の連絡先、受付時間 |
| 緊急 | 災害時の避難所、停電/断水時の窓口、110/119 |
| トリガー | ボットの動き |
|---|---|
| 緊急ワード(火事/救急/災害/事故/不審 等) | 即「119/110/市役所/担当へ」+役員へ通知 |
| ナレッジに無い・自信が低い | 「分かりかねます。役員にお繋ぎします」+連絡先 |
| 苦情・トラブル・個人事情 | 受け止めの定型文+「担当者よりご連絡します」 |
| 3回連続で解決しない | 自動で人対応モード(チャットへ)に切替 |
連絡先(事務局・受付時間)は常に提示。「AIで完結できない時の逃げ道」を必ず用意。
| 役割 | 担当 | 頻度 |
|---|---|---|
| ナレッジ更新 | 事務局+担当理事 | 月1回+行事前 |
| 応答ログ確認・誤答修正 | 担当理事 | 月1回 |
| 緊急通知の受け取り | 事務局+当番役員 | 随時 |
| 全体見直し | 理事会 | 半年に1回 |
| 段階 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| STEP1 | キーワード自動返信(ごみ/会費/施設)=AIなし・確実・無料 | すぐ可 |
| STEP2 | 限定AIボット(登録FAQの範囲のみ・Workers AI無料枠)試験運用 | 役員内テスト |
| STEP3 | テスト合格後、住民へ限定公開(範囲明示・免責つき) | 小さく開始 |
| STEP4 | ログを見てナレッジ拡充・精度向上 | 継続改善 |
| STEP5 | 必要なら高品質モデル(Claude API等)へ格上げ検討(要予算) | 任意 |
いきなりSTEP3ではなく、STEP1→2→3を段階的に。「確実な土台+安全なAI補助」で無理なく。
この設計なら、事務局・理事の負担を減らしつつ、誤情報・責任・個人情報のリスクを抑えた安全運用が可能です。